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比較・内訳を見る

項目ごとの大小や、全体に対する構成比を比べたいとき。

ここでは20種類のグラフを、どんなときに使うか・どんな表を用意すればいいか・どう作るかの順に並べています。名前を知らなくても、上の「どれを選ぶか」から辿れます。

どれを選ぶか

棒グラフ

項目ごとの大小を比べる。迷ったらまずこれ。

この表が
地域売上
東京1,480
大阪760
名古屋640
福岡310
札幌355
こう描かれます

項目ごとの大小を高さで比べます。迷ったらまずこれ、という基本形です。

積み上げ棒グラフ

合計を比べながら、その内訳も同時に見る。

円グラフ

全体に対する構成比を見る。項目は5つ程度まで。

ドーナツチャート

構成比を見つつ、中央に合計値も置きたいとき。

レーダーチャート

複数の指標のバランスを、形として比べる。

この表が
評価軸点数
価格4
機能5
使いやすさ3
サポート4
速度5
こう描かれます

複数の指標のバランスを、形として比べます。どこが凹んでいるかが一目で分かります。

ツリーマップ

項目が多いとき、面積の大小で全体の内訳をつかむ。

この表が
商品売上
保守1,480
導入1,010
研修390
カスタマイズ280
データ移行190
その他120
こう描かれます

面積の大小で内訳をつかみます。項目が多くて棒グラフが横に伸びすぎるときに向きます。

ヒートマップ

縦横2つの軸の交点(例:曜日×時間帯)の濃淡を見る。

この表が
曜日時間帯件数
月午前12
月午後22
月夜8
火午前14
火午後26
火夜6
水午前11
水午後19
水夜9
木午前15
木午後31
木夜7
金午前18
金午後35
金夜12
こう描かれます
午前
午後
夜
月
12
22
8
火
14
26
6
水
11
19
9
木
15
31
7
金
18
35
12

縦横2つの軸の交点の濃淡を見ます。金曜の午後が最も濃く、問い合わせが集中する時間帯だと分かります。

散布図

2つの数値に関係があるかを、点の散らばりで見る。

この表が
顧客利用時間利用額
A43,400
B128,900
C21,200
D2218,000
E85,600
F32,300
G3126,000
H64,100
I1812,000
J1950
こう描かれます

横軸: 利用時間 ・ 縦軸: 利用額

2つの数値に関係があるかを、点の散らばりで見ます。右上がりに並んでおり、使うほど金額も上がる傾向が読めます。

ドットプロット

棒を塗らず値の位置だけを示す。項目が多くても軽い。

この表が
部署人数
営業24
開発18
サポート12
管理8
人事5
経理4
法務3
こう描かれます
営業
24
開発
18
サポート
12
管理
8
人事
5
経理
4
法務
3

棒を塗らず値の位置だけを点で示します。項目が多いときに紙面が重くならず、比較だけに集中できます。

パレート図

「上位いくつで全体の8割か」を見て優先順位を決める。

この表が
問い合わせ理由件数
ログインできない142
使い方が分からない98
料金について54
データを戻したい31
不具合の報告18
その他11
こう描かれます

棒は多い順に並び、折れ線が上から何%を占めるかを示します。上位2つで全体の約7割。ここを直せば大半が片づくと分かります。

こんなとき

問い合わせの理由が10種類以上あり、全部に手を打つ余裕はない。どこから直せば効くのかを決めたい。

作り方

  1. 1.区分と数値の列を持つ表を用意する
  2. 2.グラフを追加 → パレート図を選ぶ
  3. 3.グループ化に区分、集計する数値を指定する

読み違えないために — 棒は常に多い順に並ぶ。並び順を自分で変えると累積の線が意味を失うため、並び順は選べないようにしてある。

予実差異チャート

基準(予算・目標)からのプラス/マイナスを左右に振り分ける。

この表が
部門予算実績
東京1,2001,480
大阪900760
名古屋600640
福岡450310
札幌300355
こう描かれます

実績 − 予算(プラス=実績が上回る、マイナス=下回る)

基準(予算)からのプラスとマイナスを、中央から左右に振り分けます。達成と未達が別の向きになるので、数字を読まなくても偏りが見えます。

こんなとき

部門ごとの予算と実績が並んでいるが、どこが足りていてどこが足りないのかを一目で見たい。

作り方

  1. 1.区分と、比べる2つの数値の列を持つ表を用意する
  2. 2.グラフを追加 → 予実差異チャートを選ぶ
  3. 3.集計する数値で基準(予算)→実績の順に2つ指定する

読み違えないために — 指定した順番で差が決まる。基準を先、比べる側を後に置く。

ウォーターフォールチャート

始点から終点までの増減の内訳を、橋渡し状に追う。

この表が
増減の内訳金額
期首の売上4,200
新規の獲得1,350
既存の増額480
解約-620
減額-210
こう描かれます

期首から期末までを、増えた分と減った分の橋渡しで追います。合計だけ見ていては分からない「何が効いて何が削ったか」が並びます。

こんなとき

売上が期首から期末でいくら動いたかは分かるが、その中身 ―― 何が押し上げ、何が削ったのか ―― が分からない。

作り方

  1. 1.要因と金額の列を持つ表を用意する。減る要因はマイナスの値にする
  2. 2.グラフを追加 → ウォーターフォールチャートを選ぶ
  3. 3.グループ化に要因、集計する数値を指定する

読み違えないために — 並び順が意味を持つ。時間順か、影響の大きい順か、決めてから並べる。

象限チャート

2つの軸で4つのグループに分け、位置づけを決める。

この表が
施策工数効果
A28
B79
C33
D82
E16
F55
こう描かれます

横軸: 工数 ・ 縦軸: 効果(点線=中央値)

2つの軸で4つに分け、位置づけを決めます。左上(工数が少なく効果が大きい)から手を付ける、といった判断に使います。

スモールマルチプル

同じ形のグラフを並べ、区分ごとの違いを一目で比べる。

この表が
地域月売上
東京1月320
東京2月380
東京3月455
大阪1月180
大阪2月165
大阪3月190
名古屋1月140
名古屋2月158
名古屋3月172
こう描かれます

東京

大阪

名古屋

同じ形のグラフを並べ、区分ごとの違いを一目で比べます。1枚に重ねるより、線が交差せず読みやすくなります。

バブルチャート

散布図に「大きさ」を足し、3つの数値を同時に見る。

この表が
商品単価販売数利益率
保守3,00048042
導入12,0008428
研修8,0004935
移行25,000818
その他1,5008012
こう描かれます

横軸: 単価 ・ 縦軸: 販売数 ・ 大きさ=第3の値

散布図に「大きさ」を足し、3つの数値を同時に見ます。円の大きさが利益率です。

サンバースト

大分類→小分類の階層を、中心から外へ広がる輪で見る。

この表が
大分類小分類売上
ソフト保守1,480
ソフト導入1,010
ソフト研修390
ハード機器620
ハード設置280
役務移行190
役務相談120
こう描かれます

中心から外へ広がる輪で、大分類→小分類の階層を見ます。内側の輪が大分類、外側がその内訳です。

パラレル座標

複数の指標を線で結び、似た傾向のレコードを見つける。

この表が
候補価格機能速度サポート
A3544
B5352
C2425
D4433
E1254
こう描かれます
価格機能速度サポート
ABCDE

1行が1本の折れ線になり、4つの指標を順に通ります。線が交差するところが、得意不得意の入れ替わりです。Bは価格と速度が高いが機能とサポートが低い、といった性格の違いが束として見えます。

パックドバブル

軸を持たず、大きさだけで数の多さを直感的に見せる。

この表が
問い合わせ理由件数
ログイン142
使い方98
料金54
データ31
不具合18
その他11
こう描かれます
ログイン使い方料金データ不具合その他

軸を持たず、大きさだけで数の多さを直感的に見せます。正確な比較より、印象として伝えたいときに向きます。

日本地図

都道府県・拠点ごとの値を、地図上の位置とともに見る。

この表が
都道府県契約数
東京都148
大阪府76
愛知県64
福岡県31
北海道35
神奈川県58
京都府22
宮城県18
広島県15
沖縄県9
こう描かれます
東京都148大阪府76愛知県64福岡県31北海道35神奈川県58京都府22宮城県18広島県15沖縄県9

都道府県ごとの値を、地図上の位置とともに見ます。地名の一覧を読むより、偏りが早く分かります。

相関行列

すべての数値の組み合わせを一度に測り、深掘りする先を決める。

この表が
月広告費訪問数問い合わせ成約
1月1202,3004811
2月801,750419
3月2003,8005212
4月1503,050449
5月601,250398
6月1803,6004711
7月1002,0005814
8月2204,2505011
こう描かれます
広告費訪問数問い合わせ成約
広告費1.001.000.420.35
訪問数1.001.000.390.32
問い合わせ0.420.391.000.98
成約0.350.320.981.00

正の相関負の相関 / 濃いほど関係が強い(8件で計算)

数値の列どうしを総当たりで比べ、関係の強さを濃淡で示します。広告費と訪問数は 1.00 でぴたりと連動する一方、広告費と成約は 0.35 しかありません。お金は人を連れてきているが、成約までは動かしていない ―― 散布図を1枚ずつ描く前に、この当たりがつきます。

こんなとき

広告費・訪問数・問い合わせ・成約と数字が並んでいるが、どれとどれが効いているのか見当がつかない。散布図を1枚ずつ描く前に、当たりをつけたい。

作り方

  1. 1.数値の列を3つ以上持つ表を用意する
  2. 2.グラフを追加 → 相関行列を選ぶ
  3. 3.対象テーブルを指定すれば、数値の列が自動で総当たりになる

読み違えないために — 関係が強いことと、原因と結果であることは別。濃いマスは「次に調べる場所」であって、答えではない。

ここにあるグラフは、すべて標準で使えます

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